【ブラック・激務注意】専門商社の残業時間はどのくらい?就活・転職支援
メラモン(@meramoso)でっす。
今回は専門商社の「激務事情」や「残業時間」について記事にしていきます。
私が7年勤めていた専門商社のことをメインとして書いていきますが、付き合いの深かった電材系商社、管財系商社、メーカー系専門商社などなど、幅広い業界の商社もほとんど似たような状況にあったので専門商社に共通していることです。
そもそも専門商社の残業時間は長いです。
それはどこの業界でも同じです。
残業が長いのは前提として、なぜどこの業界も長いのか、何をしているからなのか、そういったことも含めて赤裸々に書いていきますので、宜しくお願いします。
何をしているから残業が多いの??
まずはなにをしているから残業が多くなってしまうのかをひも解いていきます。
そもそも専門商社の仕事内容のことを別の記事に書いておりますので、先にこちらを読んでいただくとイメージが付きやすいかと思います。
これを踏まえた上で書いていきますが、まず専門商社営業を直販系か卸系かで大雑把に分けます。なぜ分けるのかといいますと、客先へ向かう時間が全く違うからです。
また業界の商社の位置づけとして
メーカー ⇔ 商社 ⇔ 顧客
このようにメーカーと顧客の間に存在しているので、企業と関わることが多いことから飲み会や接待が多く発生してくることも激務の後押しをしてきます。
直販系の場合
一日の流れとしてですが
朝 :外へ出る準備
日中 :外回り営業
夕方 :帰社
夜 :見積作成、見積依頼、資料作成、会議など
夜夜 :退社
基本的にはこういった流れになります。顧客の件数にもよりますが、見積が非常に多いんですよ!「専門」という名前が付くので、間違った認識をしている方も多いのではないかと思いますが、全然専門ではないです!その分野に関しては特化していることは間違いありませんが、扱える商材はいくらでもあります。
その扱える商材が多いがゆえに、商談の件数も増え、急ぎもののの対応しながら業務を遂行していくのです。
客先へ向け見積を一つ作成するにしても
①仕切(仕入れ値)を調べるにあたり、メーカー等に見積依頼
②その見積依頼に返信を待つ
③返信があったら仕切を基に見積を作成
こういった事務処理が毎日50件以上などもあります。日中ですと営業マンは見積業務の対応ができないので、夕方戻ってから対応しなければなりません。戻ってから、山ほど積もった見積業務に取り組むのですが、翌日までに対応しなければなりません。
ですので、結局夜にこなすしかなくなり、必然と残業が多くなってしますのです。
仮に夜ではなく次の日の朝に対応しようとすると、上司から「早く外へ出ろ」と言われてしまうので、結局朝早く来るか夜遅くにしか対応する時間がないのです。
商社にとって営業マンは会社の売上を確保することがメインミッションとなっているので、日中外を駆け巡ることが一番大切とされているんですよ。
こういった悪循環になってしますので、専門商社は「ブラック」と言われています。
仕事の質は一個一個高くないんですよ。
ただ、圧倒的な量とレスポンスが求められる世界なので対応するしかないんです。
卸系の場合
では卸系の場合はどうなのか。
まず直販系と大きな違いとして、一日のスケジュールが違います。
朝~昼:見積等の業務
夕方~夜:外回り
夜夜:帰社
夜夜夜:急ぎ対応、見積業務~退社
直販系の職種に比べ、外に出る時間が遅いので帰ってくる時間も遅いです。
なぜかと言いますと、卸系の人たちの顧客は上に述べている直販系の人たちがメインとなります。上に書いているスケジュールの人たちに訪問するには、日中は外に出て会えないので、その人たちが帰ってくる夕方~夜に合わせて訪問するしかないのです。
だから、営業する時間が遅くにずれてしまい、帰るのが遅くなり残業が増えてしまいブラックと言われがちなのです。
そして、見積業務が直販系と比べて圧倒的に多いのも激務と言われる理由ですね。
残業時間はどのくらいなのか
平均的な退社時刻は9時です。平均ですので、当然それよりも遅い日、早い日もあります。
ですので、6時以降が残業となると、一日3時間。
3時間×20日=60時間/月
このくらいの残業時間となっています。
営業事務、事務の方はもっと早く退社していますので、これよりは少ないです。
飲み会は多いのか
やはり業界としては多いですが、ほとんど無い商社もありました。
商社としての立場上からメーカーとの飲み会、お客さんとの飲み会、社内での飲み会と、飲む相手が多いので必然と飲み会が多くなってしまうんです。
営業職としてノミニケーションは必要なマナーですので、そこについては覚悟をしましょう。
残業代はでるのか
ここ!とても重要だと思います。
人によって、残業代が出るのであればいくらでも働きます!って人もいますし、残業代が出たとしても早く帰りたいという方もいると思います。
残業代に関しては出る会社が多いです。
ただ注意点として、働いた時間分は全て支給というわけではなく、月にあらかじめ3万払うからこれ以上はださないよっていうみなし残業制を用いているところがほとんどです。
話の聞く限りでは一切出ない企業もありますので、ご注意ください。
さいごに
専門商社はブラックが多いのは仕事量が多く、残業代に関してもすべて支給という会社がほとんどないからなのです。
転職者、就活生は、ほんとうにその仕事がしたいのか(一番重要)それを自分の中ではっきりさせてから選択することをオススメいたします。
激務に身が持たないって人はいっぱいいます。
そんな中でもこの仕事が楽しくて仕方ないっていう人(ほとんどいませんがw)は、そういった激務にも耐えられるんです。
ですので、自己分析を含めてほんとうにそこに就職していいのか、ここではないとだめなのか、それを考えてからその会社を選んでください。
自己分析におすすめなツール
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