【工場品質管理がきつくて3年で転職】仕事内容や、辞めた動機、大変なところなど
こんにちは。
メラモンでっす。
今回は工場の品質管理部門で働いていた方と話をするきっかけがあり、以下の点を根掘り葉掘りを聞いてみたいのでそのまま記事にしてみたいと思います。
・そもそも品管とはなにをしているのか
・なんで転職をしたのか
・きつかったところ
・転職してよかったところ
私も前職では製造工場に関わることが多かったのですが、実際に何をしているのかは初めて聞いてすっきりしましたw
それではいってみましょう。
工場品質管理の仕事内容
品質管理って何をしているんですか?
私が入社した会社は、大手電機メーカーの下請け業事業所でした。
段ボール、緩衝材、パッケージなど電化製品の梱包をメインに扱っていて、正社員として品質管理を担当していました。
不良品がないように外注に発注していた商品を含め、抜き打ちで商品の検査や最終検査をするのが私の仕事です。
さらに、設計にも携わっていたので、商品の図面作成、落下試験、取扱説明書の管理なども携わっていました。
商品ごとにクリアする条件が異なることもあり、段ボールの材質、強度、温度変化などは把握しなければならず常に安全性が求められる業務です。
私は工場内での仕事がメインだったため、メーカーとの打合せは上司が行っていましたが、安全靴を履きながらデータ分析や試験の繰り返しでした。
常に神経を擦り減らしそうな、大変な業務ですね。。
品質管理から転職を考えた動機、原因
ある時、社長の独断の方針で工場内での人事異動が決まったのです。
メーカーに出向していた者は会社に戻され別の担当に変わる、慣れていない人を印刷担当や製段機担当にするなど大規模な移動でした。
異動は作業スタッフだけだったので、設計に携わっていた私には部署異動はありませんでした。
「仕事に慣れて怠けている」言う理由から異動を決めたそうですが、扱ったことがない巨大な機械相手では業務がスムーズに進むわけがないですよね。
案の定「安全第一」の工場のはずが、無理な人事異動のせいで慣れない機械のローラーに社員の手が挟まり中指を切断する事故が起こったのです。
すぐに救急車を手配しましたが、なんと社長は帰宅したのです。この時に「この会社はダメだな…」と感じました。
そんな社長の元にいる意味はありませんね。。。
工場の品質管理業できつかったところ
ざっくりでもいいので、きつかったなーってところがあったら教えてください!
①社長がワンマン経営だった
私自体、仕事内容も嫌いではなく休日も年間130日と多めだったので業務内容に不満があったわけではありません。
ただ社長がワンマン経営だったのが一番の不満点ですね。
場所を選ばず常に怒鳴っている所や椅子や机を蹴る点、愛人を何人も持ち社内の女性スタッフにも手を出す有様でした。今で言えば「パワハラ」「セクハラ」に近いかもしれません。
ある日、お茶出しで社長室へ向かった所、女性社員の1人が社長室の机の上に股を広げて座っていた所を見てしまいました。
社長は椅子に座りながら、社員のスカートの中をのぞいていましたが、この時に「あり得ない!」と感じ両親に相談した記憶があります。
いつか私も同じような扱いを受けるかもしれないと感じるようになり、退職を決意しました。
②残業が偉いという古い車内体質
当時の定時は17時30分でしたが、定時で帰宅するのはパートのスタッフだけでした。
正社員は早くても20時まで仕事をこなしているのが通常で、夕飯をとるのが遅く入社して体重がめちゃくちゃ落ちた記憶があります。
基本的に定時内には終わらない作業工程表から一日がスタートし、さらに急な依頼が入れば対応しなければならず残業が多くなります。
帰宅が24時になることもあり当時はタイムカードを定時で押してから、残業をこなすのが当たり前でした。
③職場で電話恐怖症になった
以前、社員の前で仕事の進め方について社長に怒鳴られた経験があり、あまりの怖さで泣いたことがあります。
現場にいた男性上司からは「仕事場は泣く所じゃない」と言われ女性事務員が全員そろっていたせいもあり、情けなさと恥ずかしさもありました。
それ以来、威圧感ある社長の前で、会話をすることや返事をすることが緊張してできなくなってしまったのです。
はじめは社長宛の電話が怖くて出られなくなってしまったのを覚えています。着信音が鳴ると「対応の問題で社長に何か言われるんじゃないか?」とビクビクしてしまうのです。
さらに女性社員は交替でお昼休み中に事務所内の電話番があり、お昼休憩も事務所でとるシステムでしたが、次第に事務所内にいるだけで動悸と汗が出てくるようになり、忙しいフリをして事務所を避けるようになってしまったのです。
病院は行きませんでしたが、おそらく「パニック障害」なども併発していたのかもしれませんね。
パワハラとセクハラのオンパレードじゃないですか!職場が嫌になる全ての要素をもっている工場だったんですね。
品質管理から転職してよかったところ
本当に大変な職場だったんですね。転職してよくなったところも教えてください!
電話恐怖症を克服できた調剤薬局事務での仕事
転職の条件として、ある程度都会であることや清潔感がある職場であることが必須でした。
工場の品質管理を担当してから3年経過したころ、以前から夢だった医療の世界に転職しようと試みます。経験がなかったので資格を取得し、4社目で内定をいただいたのが調剤薬局事務です。
調剤薬局事務では主に受付、処方せんをベースにお薬代の計算や、診療報酬請求業務などが仕事内容にあたります。
調剤薬局事務の仕事は、患者の受付や接客も含まれますが、体調が悪い方や持病がある方を対応するため、自分は弱くなっていられないという気持ちに切り替わるのです。
トラウマになっていた電話恐怖症ですが、調剤薬局事務についてから不思議と消えていました。もしかしたら白衣の力かもしれません。
やりがいは圧倒的に調剤薬局事務の方がある
調剤薬局事務ほど達成感を味わえる仕事はないと転職して感じました。
基本的に2年に1回、診療報酬改定があるため、新しい内容を覚えるのは、大変ですけれど新鮮です。メーカーとの勉強会などを含め薬の知識が身につくので、自分にとっては大きなメリットになりました。
私が入社した会社はグループ薬局のため複数の店舗があります。
産休代理の出向や人事異動もありますが、店舗内での人間関係が悪くなった場合でも優遇がきき異動が可能な点は有り難いと感じます。
前職に比べて社長が温厚で人柄が良い人でしたね。
面接も社長ではなく人事担当の薬剤師でした。このことも社長トラウマだった私にとっては、自分らしさが発揮できたと感じます。さらに前職の社長とは性格が正反対で、人柄も良く優しい方なのでそれもよかったです。
やっぱり「人」って大事ですよね
さらに、グループ薬局だったこともあり社長は本社にいて店舗にはいません。グループ薬局の場合は1店舗のスタッフ数も少人数体制のため4人程度です。違いは工場勤務の数百人でこなす業務とは異なる点でしょうね。
品質管理から転職して正解だったのか
今回は工場の品質管理から調剤薬局事務へと転職をしましたが、職種を変えて良かったと感じます。
あのまま同じ職場で働いていたら「対人恐怖症」になっていたかもしれません。
体が早く教えてくれたのかもしれませんが、転職をしたことで悩みだった動悸が治まりストレスも減りました。
色々な薬剤師や事務の方、医師や看護師の方と出会えましたし、やはり閉鎖的な工場の中で勤務するスタイルは合っていないのだなと転職をして気が付きました。
少人数を好むのか、もくもくと作業をするのか個人によって変わると思いますが、自分が合う働き方を見つけるためには転職を経験するべきなのかな?とも感じています。
まとめ
私が転職を考えた理由もそうですが、やっぱり人が転職する一番の原因は「人間関係」ですよね。
今回のパターンはパワハラ、セクハラが横行している最悪の職場だったようなので転職して正解なのではないでしょうか。
もし同じような環境で働いている方は一度考えてみてはいかがでしょうか。